廃墟

【宮城】化女沼レジャーランド part4【廃墟】

センダ
センダ
こんばんは。センダです。化女沼レジャーランドpart4です。

今回も普段は入る事ができない化女沼お姫館とともに『化女沼』にまつわる伝説もご紹介します

part1~3まで見ていない方はぜひこちらから↓
【宮城】化女沼レジャーランド part1【廃墟】
【宮城】化女沼レジャーランド part2【廃墟】
【宮城】化女沼レジャーランド part3【廃墟】

化女沼とは

現在『化女沼ダム』と呼ばれ、宮城県大崎市にある宮城県土木部河川課・大崎地方ダム総合事務所が管理する県営ダムです。

もともと『化女沼』という名の自然湖でしたが、現在は周囲4kmのダム湖となっています。

またヒシクイ、マガン、オオハクチョウなどのガンカモ類の重要な越冬地として、2008年ラムサール条約湿地に登録されました。

化女沼の由来となった、照夜姫伝説などの神秘的な伝説があります。

照夜姫伝説とは


『むかし、沼のほとりに長者が住んでおり、1人の美しい娘があった。娘は、朝な夕なその美しい姿を沼辺に見せていた。すると、そのあまりな美しさに、沢山の蛇が水面に集まるようになった。

ある秋の夕暮れのこと、みずもしたたるような美しい若い衆がここを通りかかり、許しを乞うて長者の家に泊まるようになった。 やがて、若い衆はいずこともなく旅立つことになるが、娘はいたく別れを惜しみ、嘆き悲しんだ。 その後、打ち沈む娘の姿に、長者の家はひっそりと淋しい毎日が続いた。

ある日、物思いにふけりつつ草原で身を横たえていた娘は、身体に異常を感じ、あわてて館に戻った。その夜娘は産気づき白い蛇の子どもを産んだ。娘は驚きその蛇の子を追い、愛用の機織り木とともに沼に身を投じた。

その後、毎年7月7日の日には、沼の中から機を織る音がするといわれている。』
という化女沼にまつわる伝説です。

お姫館

ここ化女沼レジャーランドにあるお姫館とは、化女沼に伝わる「照夜姫」の伝説を紹介するとともに、霊を慰める施設です。

以前は時おり溺死者が出ていた化女沼でしたが、お姫館を建立した以後今日に至るまで、一人の死者も出ていないという話も。


お姫館入口も廃れてますが立派なゲートがあります。


手前に橋がありましたが、今は壊れて渡れなくなっています。


普段は鍵がかけられ入れません。


照夜姫伝説が壁に壁画として書かれ、紹介されています。


昔は照夜姫の像や賽銭箱など置いてありましたが、違う場所に移動してあり、現在はここにはありません。


内部は少し荒らされていました。


正面奥の扉からお姫館の裏にある化女沼神社に行くことができます。


草に覆われた神社


今現在化女沼神社の神様は他の場所に移動しています。

姫神の瀧

お姫館の目の前に姫神の瀧があります。


↑見えませんが、姫神の瀧と書いてあります


草に埋もれて瀧なのかもわかりません…。


昔はこのパンフレットのような瀧だったそうで、当時は鯉も泳いでいたようです。

お姫館も今と全く違いますね。


お姫館ゲートを抜けて次の場所へ向かいます。

バンガロー・キャンプ場

バンガロー16棟に加え、炊飯施設を備えたキャンプ場がありました。

芋煮会やキャンプ、野外バーベキューなど幅広く楽しめました。


草に埋もれており、入れそうなところの草をかき分けながら進んで行きます。


あやめ二号。
全てのバンガローに名前がついていたのでしょうか。


入れそうな小屋発見


中には机くらいしかありません


こちらの小屋にはコンセントがついていました。

ここで泊まったり芋煮会をしたりしていたなんて、当時の賑わいを想像ができないくらいの草の生え方でした。

当時ここで楽しかった思い出がある人は遊園地がこんな風になるなんて思いもしないでしょう。

次回化女沼レジャーランド完結編へ続く
【宮城】化女沼レジャーランド 完結編【廃墟】

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です