2020年11月訪問
アクセス
JR北陸本線 長浜駅下車、西口から徒歩3分
北陸自動車道 長浜ICより、車で15分
長浜鉄道スクエアとは
長浜鉄道スクエアとは、現存する日本最古の駅舎である初代長浜駅舎をそのまま保存している旧長浜駅舎。
北陸本線に関する鉄道史料や鉄道模型が展示されている長浜鉄道文化館、鉄道車両2両が保存されている北陸線電化記念館の3館で構成された博物館です。
建物だけでなく、外にも鉄道に関する資料が展示されています。
この分岐器ポイント部とは一つのレール(軌道)が二つ、三つに分かれ始める箇所のことです。
旧長浜駅舎
長浜鉄道スクエア入口
現存する日本最古の鉄道駅舎(旧長浜駅舎)で、長浜に鉄道が開通した130年前の駅です。
江戸時代の様子を残している当時では、とてもめずらしい洋風建物でした。
建物に入るとすぐ目に入るのが出札口(しゅっさつぐち)です。鉄道の切符を販売する場所です。
一等二等待合室
当時、鉄道車両は一等から三等までの等級にわかれていました。
支払う金額によって、乗客はより多くの快適さを得る事ができ、サービスも一等と三等ではかなり差がありました。
一等二等待合室は、その中の一等と二等車両に乗車する方が待合室として使用していた部屋で、上層階級の人々が利用したそうです。
等級 | 一等 | 二等 | 三等 |
金額 | (三等)×4 | (三等)×2 | 三等 |
三等級制最後の時代の値段↑
料金の変遷は何度かあったそうです。
1872年の鉄道開業の際に、客車は3等級とされ、上等・中等・下等に区分していましたが、1897年(明治30年)11月に一等・二等・三等へ変わりました。
今では一等車がグリーン車、二等車が普通車と呼ばれています。
駅長室に入ります。
初代駅長 高橋 善一氏
駅長室は机や備品、制服などが展示されています。
腕木式信号機(うでぎしきしんごうき)
信号所に詰めている係員がテコを動かすことで腕木を遠隔操作する信号機です。
今消滅しつつある腕木式信号機ですが、現在も現役としてわずかですが使われている所もあるそうです。
長浜鉄道文化館
鉄道に関する資料が展示されています。
子供連れが多いのでプラレールも置いてありました。
鉄道の資料は難しいですが、これならお子様も楽しめますね!
階段を上ると現在の長浜駅周辺を模して作られたジオラマがあります。
ボタンを押すと電車が走り、鉄道信号も本物と一緒で切り替わります。
長浜城発見!
北陸線電化記念館
D51蒸気機関車とED70形交流電気機関車が展示されています。
どちらも運転席に入ることができ、運転手気分を味わえることができます。
ED70形交流電気機関車
1号機が唯一現存し形状をとどめ、他は廃車後、すべて解体廃棄されました。
この鉄道スクエアにある機体が唯一現存しているED70形交流電気機関車です。
ED70形交流電気機関車内部
D51蒸気機関車
デゴイチの愛称で知られるSLと呼ばれるものを代表する蒸気機関車で一番多く生産され1115両あります。
D51蒸気機関車内部
この駅弁の容器と掛け紙は昭和50年代のものです。
上にあるお茶が入っている茶瓶は、今のペットボトルと同じで飲用後、捨てられたそうです。瓶なのに勿体ない!
三館制覇し、長浜鉄道スクエアを満喫しました。
まとめ
鉄道マニア必見!今私たちが乗っている鉄道も昔はこんな風だったんだ!と知ることができて面白かったです。
昔も今と同じで電車に乗って出かける楽しさは変わらなかったんだろうなあ…。
そして、やっぱりB級スポットには人形は欠かせない!
長浜鉄道スクエア情報
名称 | 長浜鉄道スクエア |
住所 | 滋賀県長浜市北船町1-41 |
TEL | 0749‐63‐4091 |
営業時間 | 9時半~午後5時まで(最終入館4時半) |
入館料 | 大人:300円 小中学生:150円 |
アクセス | 長浜駅西口から南へ徒歩3分 |