2020年10月訪問
アクセス
【車】大垣IC から約20分、関ケ原IC から約25分
【電車】 養老鉄道「養老駅」から徒歩10分
養老天命反転地とは
世界的に有名なアーティスト、荒川修作氏とそのパートナーで詩人のマドリン・ギンズ氏の30数年に及ぶ構想を実現した、身体で直接体験できるアート作品です。
この作品はメインパビリオン「極限で似るものの家」と「楕円形のフィールド」の2つの部分から構成されています。
「楕円形のフィールド」には、「極限で似るものの家」を分割した9つのパビリオンが点在し、さらに、対をなす丘とくぼみ、148もの曲がりくねった回遊路、大小さまざまな日本列島などがつくられています。(公式HP参照)
斜面や起伏が多いため、靴やヘルメットの貸し出しを行っていますが、運動靴で来園し、怪我には注意しましょう。
養老天命反転地オフィス・記念館
入ってすぐ目に入るのが、このいびつでカラフルな養老天命反転地記念館です。
50センチから1メートル程度の大小さまざまな塀が迷路状に並び、天井を見上げると同様な作りになっています。
塀に座ったり立ったりして、画像を反対にすると不思議な一枚になります。
荒川修作氏とマドリン・ギンズ二人で設計したときのデッサンも飾られています。
入口付近にあるトイレの中も作品になっていたみたいです。普通のトイレかと思ってみてなかった…
極限で似るものの家
建物内の机や壁・天井が上下左右を全く無視した場所に配置されており、視覚的な錯覚を体全体で楽しむ施設です。
屋根や地面に岐阜県の地図が書かれています。
今は無き吉城郡もありますね。
名前の通り家になっているので、ベッドやお風呂、キッチンなど置いてありますが、それも普通ではなく壁にめり込んだり分断されています。
楕円形のフィールド
日本列島をモチーフとした屋外施設ですが、起伏に富んだ地面が不思議な感じに構成されています。(通路の床面がいつのまにか壁面となる、など)
これも感覚の不安定さ・危うさを体全体で楽しむことを目的とした施設です。
精緻の棟・宿命の家・地霊・白昼の混乱地帯・もののあわれ変容器・想像のへそ・陥入膜の怪・切り閉じの間・運動路
宿命の家
なぜ名前に家とついているのか不思議でならない。
足元のガラスの下にはソファーやベッドなどの「生活・日常」が埋められています。
ここは日常と非日常が混じり合った、不思議な「家」なのです。
精緻の棟
この傾斜になっている所には登ることができません。
この建物のなかに入ると、この先進んでいく施設を見渡すことができます。
地霊
中に入ると真っ暗な迷路のようになっています。一部分光が差す所があり、見上げると日本地図が見えます。
白昼の混乱地帯
ここにもたくさんのソファーが。
どのソファーも斜めになっており、安心して座ることができません。
想像のへそ
極限で似るものの家と同じような感じです。
こちらの方が傾斜が急になっています。
運動路
低い壁やソファー、キッチンが置いてあります。
まとめ
最初から最後まで不思議な体験ができる場所でした。
ここならインスタ映えになる写真がたくさん撮れることでしょう。
面白い体験がしたい方は、ぜひ訪れてみてください♪
養老天命反転地基本情報
名称 | 養老天命反転地 |
住所 | 岐阜県養老郡養老町高林1298−2 養老公園内 |
TEL | 0584‐32‐0501 |
入園料 | 大人:770円 高校生:510円 小中学生:310円 |
開園時間 | 9:00~16:30※開園時間は9:00~17:00 |
休園日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日~1月3日) |