2018年に紅白で米津玄師さんがlemonを歌い、話題となった大塚国際美術館。なんと私は米津さんが歌う前に訪れていました!!
2017年9月訪問
鈍行電車を乗り継ぎ、徳島県鳴門駅下車。
鳴門駅前から路線バスに乗り約15分、大塚国際美術館にやってきました。
大塚国際美術館とは
大塚製薬創立75周年記念事業として徳島県鳴門市に設立した日本最大級の常設展示スペースを有する「陶板名画美術館」です。
古代から現代まで世界26カ国190余の美術館が所蔵する西洋名画約1000点を、陶板で原寸大に再現し展示しています。
それらは美術書や教科書と違い、原画が持つ本来の美術的価値を真に味わうことができ、日本に居ながらにして世界の美術館が体験できます。(公式HP参照)
陶板名画とは、陶器の大きな板に原画に忠実な色彩・大きさで作品を再現したものです。
紙やキャンバス、土壁に比べ色が経年劣化せず、また大きさも原寸大に再現されてるため、実際の名画を見るがごとくの迫力や臨場感を味わうことができます。
そしてなによりここは、全てレプリカなのに入館料が高いということでも有名ですが、実際の名画を見る時と同じ迫力を味わう事ができます。
更に写真撮影OKとくればこの高い入館料にも納得できることでしょう。
入館料
一般 | 3300円 |
---|---|
大学生 | 2200円 |
小中高生 | 550円 |
フロア情報
1F 2F【現代・テーマ】
B1【バロック・近代】
B2【ルネサンス・バロック】
B3【古代・中世】
入館料を払い、いざ美術館へ。
まず入ってすぐの長さ41メートルのエスカレーターを上がると鑑賞順路の最初のフロア、B3につきます。
約1000点の名画がありますが、美術に関して知識の少ない私はパンフレットに書いてあるモデルコースをもとに名画を見て回りました。
モデルコースとは、知っている人の多い有名な名画を集めて絞ったコースとなっています。(所要時間1時間20分)
大塚国際美術館の館内はこの様に名画が壁にずらっと並んで飾られています。
B3【古代・中世フロア】
入口に一番近い作品のここが大塚国際美術館の一番の見どころのシスティーナ礼拝堂。
『システィーナ礼拝堂』とは
ローマ教皇の公邸であるバチカン宮殿にある礼拝堂。ミケランジェロ、ボッティチェッリ、ペルジーノ、ピントゥリッキオら、盛期ルネサンスを代表する芸術家たちが内装に描いた数々の装飾絵画作品で世界的に有名な礼拝堂です。
『エルグレコの祭壇衝立』
『聖マルタン聖堂』
『秘儀の間』
『貝殻のヴィ-ナス』
『スクロヴェーニ礼拝堂』
B2【ルネサンス・バロックフロア】
『アテネの学堂』
『ヴィーナスの誕生』
海水の白濁した泡から生まれたばかりの美と愛の女神、ヴィーナスが描かれています。
本作完成のおよそ400年前に描かれた、サンドロ・ボッティチェッリ『ヴィーナスの誕生』では、ヴィーナスは貝殻の上に立っていますが、本作では海の波の上に横たわっています。
『最後の晩餐』
レオナルド・ダ・ヴィンチの作品の一つ。
1495年から制作に取りかかり、1498年に完成している。ほとんどの作品が未完とも言われるレオナルドの絵画の中で、数少ない完成した作品の一つです。
最後の晩餐はイエスが「この中に私を裏切った者がいる」と弟子たちに告げる衝撃の場面を描いたものです。
『モナ・リザ』
モナ・リザとはレオナルド・ダ・ヴィンチが50代頃にある女性をモデルに描いた肖像画です。
モナ・リザのモデルは誰か実は分かっていないそうです。
『キリスト昇華架』
『真珠の耳飾りの少女』
別名「青いターバンの少女」「ターバンを巻いた少女」。
少女の謎めいた雰囲気から「北方のモナ・リザ」とも呼ばれ、世界的にも人気の高い作品です。
『牛乳を注ぐ女』
B1【バロック・近代フロア】
『落ち穂拾い』
『叫び』
幼少期に母親を亡くし、思春期に姉の死を迎えるなど病気や死と直面せざるを得なかった1890年代のムンクには、「愛」と「死」とそれらがもたらす「不安」をテーマとして制作した作品群があります。
「叫び」はその中の作品の一つとして最も有名な作品です。
1F 2F【現代・テーマフロア】
『ゲルニカ』
『窓辺に座る女』
『ヒマワリ』
ゴッホの制作した「花瓶に挿された向日葵をモチーフとした油彩の絵画」という定義であれば、7点が制作されたことが広く認められていますが、その中の2番目の作品です。
まとめ
大体約2時間かけて名画を見てまわりましたが、時間がある方はもっとゆっくり見てまわる事をおすすめします。
名画について知識の少ない私でも、見たことがある!と興奮した作品が沢山ありました。
ホームページにも書いてある通り、日本にいるのに世界の美術館に行ったような気分になれます。
徳島県に足を運ぶ機会がありましたら、ぜひ大塚国際美術館に訪れてみてくださいね!
大塚国際美術館の情報
開館時間
|
9時30分~17時 |
---|---|
休館日 | 月曜日 |
入館料
|
一般 3,300円
大学生 2,200円
小中高生 550円
|
住所 | 徳島県鳴門市鳴門町 鳴門公園内 |
TEL | 088-687-3737 |